フォークリフトバッテリー
専務の知恵袋
フォークリフトバッテリー
点検マニュアル
1.日常点検
作業終了後にバッテリーの液量チェックと(汚れていれば)清掃を行なう。
補水が必要な場合はバッテリー内極板より液面が上にある事を確認し、充電後 補水を行なう。
2.補水方法
日常点検の中の液量チェック時に フロートの浮き状態が1mm程度のタイミングで補水する。
フロートの「浮き」が少し浮いた状態の時が、補水のタイミングです。
「浮き」が落ち切った状態の場合、フロートを外して極板より液面が上にある事を確認して下さい。
※バッテリー全てのセルを確認する事。
(液量の減り方は各セルで若干違います)
※傾斜のある場所で作業すると、正しい水位確認が出来ない恐れがあるので必ず平坦な場所でする事。
補水は充電が完了してから行なって下さい。
- 1.精製水準備
- 精製水にジャバラホースを装着し、矢印の方向に傾け補水容器に精製水を入れる。
- 2.フロートキャップを開ける
- 上記写真のように1セル開ける。
- 3.補水方法
- 補水容器を傾けフロート浮きの白線ラインまで補水する。
※溢れないよう注意して補水する事。
- 4.補水順
- 補水完了したキャップを閉め、次のセルのキャップを開け補水する。
1セルづつ補水を行なう。
3.清掃
バッテリー天面に、補水時にこぼした液・ホコリがある場合 速やかに拭き取り清掃を実施する事。
注意事項
- 清掃時は、必ず保護具(手袋・安全メガネ等)を着用し行なう事。
※手袋は通電性の無いゴム手袋などを 必ずご使用下さい。
※静電気発生の恐れがあります。充分注意して清掃を行ってください。
- こぼれた液、付着したホコリは綺麗に拭き取って下さい。
- 清掃作業には、中和剤(別売り品)のご使用をお勧め致します。
※清掃時に中和剤を使用していただきますと、漏電の危険性がなくなる事により、バッテリー液のバラツキを防ぎ、正規バッテリー寿命の達成につながります。
4.補水容器管理
補水容器は、補水時以外は異物の入らないようにして保管して下さい。
-
補水完了後、残った精製水は左写真のように元の容器に戻し、補水容器は空の状態で保管する。
-
補水容器内に異物の混入がないよう保管時は袋などで蓋をしておく。
-
補水容器内に異物がないよう 定期的にウエスにて拭取りをして下さい。
使用の際、容器内に異物がないか確認して下さい。